[ 彩工房との出会い ]

父から工務店の方もいらっしゃると聞いていたが、建築家の池井さんにお会いした経緯と同じで(池井さんとの出会い)、私は施工をどこにお願いするか・・・とは何も考えていなかった。大体、無垢材を扱える工務店さんを私が知っているワケもないのだ。

夫には建築関係の知人が多く、工務店を経営されている方もいる。夫は「俺の知り合いに頼もうか?」とプロジェクトが始まってもまだ言っていたが、 無垢材を使った施工を工務店・建設会社ならどこでもできるワケではないことは、私も予備知識としてあった。「無垢材扱えはんの?」「会議にも出席してくらはる?」と聞くと、夫の反応は「・・・・」。専門家の集まりである研究会にお任せするしかない。

2006年5月から研究会の会議に出席し出したのだが、研究会に工務店さんの方は当時お一人だけであった。DAC 彩工房の森本さんである。森本さんは5・6・7月の会議で私が渡した要望書と補足する話にニコニコとうなずき、メンバーの中で一番興味を示して下さったように感じた(私の気のせいかもしれないが)。

帰宅後『DAC』で検索し、彩工房のHPに載っているステキな家を見て嬉しくてたまらなかった。しかし「HPに載る家はきっと高いんだろう」とも思ったのである。5月〜7月にかけて森本さんに「一度モデルハウスを見てください」と毎回お誘い頂いたが、私はちょうど混乱時期でもあり(建築家>不安)「モデルハウスを見るのは怖いなぁ」とも正直、思っていた。

なぜなら、昔から『家』に興味津々の私、当然ながら多くのモデルハウスを見てきた。私は純和風住宅でも輸入住宅でもない家を探していたがそのどれもが、生活感のかけらもない豪華絢爛な仕様で私のイメージする家ではなくいつもガッカリ。森本さんにも彩工房にも期待に胸を膨らませていただけにモデルハウスを見て、いつもの「ガッカリ」を味わいたくなかった。

私にとって、どんなステキなキッチンがあろうが、広かろうが、ピカピカ・テカテカのフローリングに白いクロスの家は建売住宅との違いが感じられない。構造などは雲泥の差があるのだろうが、私の求めるモノは「質感」なのだ。大金を払ってピカピカ・テカテカの家に住むのなら、家具に質感を持たせ、インテリアにお金をかけたかった。

何度かモデルハウスへのお誘いを頂き、私が拝見させていただいたのは、もう7月も終わりのことであった。彩工房のモデルルームは今まで私が見たものと全く違った。

           

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